サハラ砂漠の夜、上空では織姫も彦星もほぼ毎日会えている。

そう、信じられないほどはっきりと、

そして目が時折チカチカするほどに空に星が敷き詰められていて、

逆に知ってる星座が見つけられない。


銀河がはっきりと夜空に走っていて、あれが本物の天の川か、とずっと眺めた。


砂漠は見渡す限り砂漠で、なにもない。

何も聞こえなくて、ただ砂のひんやりとした温度を感じて自分まで少し切なくなる。

太陽が沈み始めると切なさなんて全部忘れてしまうほどに今度は見渡す限りが黄金色に輝く。


正確には私たちのいる地球が回っていて、

地球の動きを感じる。

サハラ砂漠の砂はイメージしていたよりもだいぶ赤茶で、永遠に続く。


本当に来てみたかった世界最大の砂漠は想像を遥かに超えていた。

というよりは、あれは行かないと想像なんてできない。

そう言い切れるくらいあの場所に行かないと感じられないことが沢山ある。


きっとそんな場所が世界には山ほどある。